今イグアナの娘のドラマの再放送が話題になっていて、たまたま目にした萩尾望都のインタビューと原作数ページを読んで号泣してしまう
https://www.hagiomoto.net/news/2017/10/post-280.html
私はかなり母親と口喧嘩をしてきたので自分では反抗できていたと思っていたのだが、実は本当に言いたいことは全く言えていなかった
容姿を貶すようなことを言われたり、高い学費のことをいつまでも責められたり、私の未来を否定して絶望するようなことを言われたとき
「なんでそんなひどいこと言うの?もうやめて」
と言えなかった
代わりに私は部屋で大泣きしたり、植物を切り刻んだり、手首をコンパスでひっかいたりした
つまり傷ついたことを言えない代わりに自分を傷つけていた(結果病気にもなった)
なので相手には「私はあれで傷ついた」ということが全く伝わってない
遠回しすぎる復讐である
その後拒食症になったり離婚したりした結果、親との関係はとても良くなった
それで終わりかと思いきや、再婚したらそれまで抑え込んでいた怒り憎しみ悲しみが止まらなくなってしまった
そして先日母親に「私はあのとき容姿を貶されて傷ついた」とLINEするに至った
でも、もうどうでもいいというか、どうにもならないことなのだ
今の母親に謝られたところでなんにもならない
私が本当に傷ついたと言いたかったのは、謝ってほしかったのは、あのとき私が妬まれ貶され責められたときであって、今ではない
過去は変えられない
今までの私の目標は「親離れ」することだったんだと思う
でもそれすら、親を基準にした目標だったのかもしれない
今は許せないとも思わないし、感謝したいとも思わない
絶縁するほどでもないけど連絡もとりたくない
これからは親との関係がどうとかでなく、自分の足で立って自分の道を歩ける人生にしたいと思っている