回復期にわかったこと
私こどもだったんだな
こどものまま大人になっちゃったんだ
今までも何万回も思った
私は未熟だ、ちゃんと歳をとれてない
だから病気なんだ、と
だから大人にならなくては、成長しなくてはと常に思ってた
甘えてはいけないと思っていた
その考え方が逆に私の成長を遅らせていたんだと思う
ようやく「ああ、甘え足りなかったんだ、今も子どもなんだ私」と客観的に思えるようになった気がする
いつも甘え足りない私と甘えてはいけない私で戦っていた
だからいつまでも満たされなくて子どものままだったんだと思う
歳をとればとるほど甘えることが許せなくなったし、情けなくなった
今思うと甘えられないから病気になったのに、それすら自分が未熟なせいだ、早く治さなくてはいけない、と自分を追いつめた
やっと安心できる環境を手に入れて何もできない自分になれたのに、何もできないと迷惑をかけるという不安でいっぱいだった
私は小さい頃から家にいても家族といても安心できなかった
安心できる家庭で、愛情を独り占めしたかった
今私のその望みは叶っているのだ
そのためにずいぶん遠回りをしてしまった
やっと子どもの私の夢が叶ったのだ…