今の私は家族のことを好きじゃない、と思えるようになった
自分が思っていたほど幸せな家族でもいい家庭環境でもなかった
大人になって家族との関係がよくなって、親が私にとても良くしてくれたので全て無かったことになったように思っていた
ならないのだ
私によくしてくれたからといって押し込めた全てのこと、辛かったこと、ひどかったことは帳消しにならない
それはそれ、これはこれ、なのだ
今、実家との交流が途絶えててホッとしてる自分がいる
あれはもう過去のことだから、今の関係はいいから、と交流を続けてるのがしんどかったんだなと気づいた
親との距離が近すぎたのだ
家族のことを好きなフリ、仲がいいフリをしなくてよくなった
それで楽になった
あと、私は自分を虚弱と思いたかったんだなとわかった
自分で自分を弱くしていた
でも私はもう虚弱じゃなくていい
人に甘えたくて、頼りたくて、心配されたくて、痩せて病弱でいることを選んできた
不調と病気を使っていろんな責任から逃れてきたし、断るときの言い訳にも大いに役立った
でもその代償として自分がどんどん情けなく、頼りなくなっていく
「やっぱりできなかった」と「私は弱いからできない」という気持ちが強まっていくから
そして自分が頼ることができないので人を頼り、「この人がいないと生きていけない」という気持ちも強くなる
本当は嫌なのに、頼りたいから、助けてほしいから、嫌なこともなかったことにしてしがみついてしまう
その人を失って生きていく自信がないから
もうそこからも解放されていいのだ
「私は弱いからできない」という呪いからは逃れていい
私は自分の力を頼って、自分の力で好きなことをして、自由になっていいのだ
そう思っていこうと思う